
看護師として挑戦したいことやキャリア目標が明確な方は、働く部署を選べる職場が理想ですよね。上尾中央医科グループ(AMG)の「蓮田一心会病院」では、看護師に幅広い活躍の場を用意し、できる限り希望に沿った部署配属を行っているとのこと。50床という家庭的な病院規模だから現場と管理職の距離が近く、働き方の相談がしやすいそうなので、さっそく見学に行って確かめてきます!
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 埼玉県蓮田市/蓮田駅
- 病床数
- 50床(障害30床、地域包括ケア20床)


玄関
「蓮田一心会病院」へのアクセスは、JR「蓮田駅」西口から徒歩2分。駅チカの便利な立地が魅力で、周辺には緑の多い公園や教育施設が多く、子育て世帯に人気の街です。玄関で迎えてくれたのは、障害者病棟に勤務する新卒入職3年目の看護師さん。「ようこそ!今日は当院で働く魅力をたっぷりご紹介しますね。さぁ、中へどうぞ」。


外来待合フロア
まずは、外来待合フロアへ。「外来では幅広い診療科目を標榜し、小さなお子さんから高齢者の方まで、地域のあらゆる人々の健康を支えていけるように努めています。当院の外来看護師は手術室・内視鏡室・訪問診療同行業務も兼務できるので、いろいろな経験を積みながらスキルアップを目指したい方におすすめです」と、看護師さん。蓮田市は県内でも高齢化率が高い地域で、訪問診療のニーズが年々上がっているそうです。


フットケア外来
フットケア外来に伺い、フットケアチームに所属する皮膚・排泄ケア特定認定看護師さんにお会いしました。「当院では、糖尿病や透析などの足病変のハイリスクの患者様のためのフットケア外来を開設しています。フットケアチームには、私の他にも特定看護師や日本フットケア・足病医学会認定師など専門資格を有するスタッフが在籍していて、多職種連携のもと、重症化を防ぐ質の高いケアを提供しています」と、認定看護師さん。


健診部門
つづいて、健診部門を案内していただきました。「地域医療に取り組む当院では、住民の皆さんの健康づくりを支える地域健康増進促進活動に力を注ぐため、2024年10月に健康管理看護科を発足しました。担当看護師は健診業務だけでなく、健診結果に基づく保健指導にも携わっています。当院は病床数50床と小規模ながら、地域の医療ニーズに幅広く対応し、看護師にもさまざまな活躍の場を用意しているんです」。


透析室
つづいて、94台の透析ベッドを持つ透析室へ。「外来透析の患者様は約210名、入院透析の患者様は約20名で、全体で約230名の透析治療に対応しています。透析シャント拡張術(VAIVT)やシャント関連手術にも積極的に取り組んでいます」。


透析室
「透析看護は専門性が求められる領域ですが、未経験者の入職も大歓迎。新卒者にはもちろん、中途入職者にもサポート役の先輩が付き、こんなふうにマンツーマンの丁寧な指導を行っているので安心してくださいね」と、透析室の看護師さん。透析看護に関する研修も充実させているほか、自己学習支援としてeラーニングを導入しているのだとか。


病棟のスタッフステーション
病棟のスタッフステーションに伺うと、多職種カンファレンスが行われていました。「当院には入院設備として地域包括ケア病棟20床と障害者病棟30床があり、慢性期疾患を抱える高齢の入院患者様が中心です。各病棟では、患者様お一人おひとりが望む退院後の生活を多面的にとらえ、ご本人・ご家族の意向に寄り添いながら多職種チームで退院支援に取り組んでいます」と、皆さん。


病室
病室に行くと、外国人技能実習生さんが看護補助者として活躍していました。「要介護度の高い患者様が増えているため、身体介助・生活支援・環境整備などを担う看護補助者の採用にも力を注いでいます。看護師と看護補助者が連携して排泄ケアに力を注ぎ、おむつのスペシャリスト『アテントマイスター・プロ研修』の受講も推進しているんです」。看護補助者は無資格・未経験OKで、働きながら専門性を身に付けられる環境があるそうです。


玄関前
お次は、併設の訪問看護ステーション「ブルーベル」で働く訪問看護師さんを紹介していただきました。「ブルーベルでは、24時間緊急時訪問看護に対応できる体制を整え、新生児を含む小児のケアから高齢者の看取り期のケアまで、幅広い在宅療養者の方のニーズに応えています。在宅医療に興味を持った方は異動を希望することも可能です」と、看護師さん。


さくらんぼ保育室
つづいて、院内にある「さくらんぼ保育室」を案内していただきました。きれいで明るい保育室ですね。「ええ。保育室では季節にちなんだ行事を大事にしていて、ハロウィンには、子どもたちが仮装して短時間ですが院内を歩くイベントがあり、とても可愛かったです。天気の良い日はお散歩に出かけたり、夏には屋上でプール遊びをしたり、のびのびと遊べる時間を大事にしています」。


玄関
最後は、玄関にスタッフの皆さんが集まってくれました。どんな仲間を歓迎していますか?「働く私たちが『家族を入院させたい』と思える病院を目指しているので、仕事に前向きで、患者様やご家族の気持ちに寄り添える方がいいですね。入職時教育を充実させているためブランクのある方も大歓迎で、働く部署・時間・曜日などの希望にもできる限り応えているので、面接時にご相談ください」と、皆さん。今日はありがとうございました。

帰り道

- ――お疲れさまでした。多様な働き方を推進する病院、いかがでしたか?
- 入院ベッド50床の家庭的な規模の病院ですが、看護師の活躍の場が8カ所もあり、それぞれが興味のある部署で専門性を深めていました。看護部長としては、この病院で実現したい夢や目標を持って入職してくれる方を歓迎したいそうで、面接時にはじっくり話をする時間をつくっているそうです。
- ――透析患者様の受診・入院が多いですか?
- いいえ。地域医療にも力を注いでいて、院長の専門は消化器内科ですし、呼吸器や糖尿病など、さまざまな専門医が在籍しているのでいろいろな患者様が受診されます。病棟には約20名の透析患者様が入院していますが、脳卒中や循環器系の合併症を抱えている方も多く、一般科での臨床経験が活きるそうです。
- ――では、ここはちょっと、という点は?
- 慢性期疾患を抱える方患者様が中心なので、急性期の看護を学びたい方には合わないと思いますが、患者様とじっくり向き合って長期的な関わりをする看護に興味がある方には、ぴったりの職場です。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします
- 病院の公式インスタグラムがあって、日々の取り組みや職員行事、採用に関する情報なども満載ですよ。
在宅医療や透析、慢性期の看護に興味がある方
家庭やプライベートを大切にしながら長く働きたい方