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医療法人 大壮会 久喜すずのき病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

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看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

メイン写真
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患者様の思いを理解しようという
気持ちを持って、看護の提供を。

Profile

ゼネラルマネージャー/石川 晶恵自衛隊看護学院を卒業後に、自衛隊病院に新卒で入職。内科・整形外科・外科の混合病棟で、自衛官の方の看護を行う。その後、一般病院で手術室や外来の経験を積み、1992年に「久喜すずのき病院」に入職。子育てをしながら病棟・デイケアなどで勤務し、同法人のクリニックの立ち上げなども担う。現在は看護部長職であるゼネラルマネージャーとして、スタッフが楽しく働ける環境づくりに力を注いでいる。

これまでの歩み

看護師を目指したきっかけを教えてください。

保育士になりたかったのですがピアノが弾けないのであきらめて、「子どもに関われる仕事はなんだろう?」と考えたときに、「看護師になって小児科で働こう!」と思ったんです。

そんなときに父が街に貼ってある自衛隊看護学院のポスターを見つけてくれました。その学校は何かあったら自衛官として出動するので、お給料をもらいながら看護師になるための勉強をすることができて、「お金がかからなくて良いな」と思って入学したんです。毎朝6時起床でランニングしたり、夏には野外で救急の訓練をしたり、戦車に乗ったりと特殊な経験をしながら、看護師の資格を取得しました。ちなみに看護師になった後は、結局一度も小児科では働きませんでした(笑)。

新卒で自衛隊病院に入職したそうですね。

ええ。富士のふもとにある自衛隊病院に入職し、内科・整形外科・外科などの混合病棟で勤務しました。当時は一般の患者様はあまり受け入れておらず、主に自衛官と自衛官のご家族を受け入れていたんです。

来院される方の症状は、訓練中にけがをした、熱中症になった、崖から落ちた、パラシュートがうまく開かずに骨折したなどさまざまでしたが、自衛官は筋力があって元気なので、何か起きてもそこまで重症になることはなかったです(笑)。一般病院ではなかなかできない体験をすることができました。

失敗してしまったことなどはありますか?

新人時代は、水銀のガラスの体温計を消毒して洗浄したあとに湯通ししてしまって、水銀が膨張して20本くらい体温計を割ってしまったことがあります。無知は危険だと痛感しました。そういうそそっかしいところはありましたが、基本的には元気な新人看護師だったと思います。

テーマ1

看護について

こちらに入職したきっかけは何ですか?

子育てをしていたので自宅から近くて日勤常勤で働けるところを探していて、当院に出会いました。精神科看護の経験はありませんでしたが、認知症看護に興味があり、認知症の患者様が多くいると聞いたので入職を決めました。

こちらに入職する前は重症度の高い方を見てきたわけではなかったので、急変対応などの一般的な看護の知識・経験が足りていないのではないか、もう少し経験を積んだ方が良いのではないかとしばらく悩んでいたのですが、さまざまな疾患を持つ患者様と関わっていくうちに、これだけ多くの患者様が治療を必要として来られているのだったら、ここで働き続ける意味があるなという気持ちに切り替わりました。そこからだんだんと精神科看護の面白さを感じられるようになりました。

こちらの看護の特徴を教えてください。

当院は精神科救急医療に力を注いでいて、精神科救急の病床数が日本で1番多く、全病棟の半数以上が精神科救急病棟です。入院期間が短いので、入院時から退院後のことを見据えて看護を行っています。退院後もデイケアや訪問看護などと連携して、包括的な支援を行っていることが特徴です。

また、認知症を患う高齢患者様の治療も行っていて、最近はクロザピン(治療抵抗性統合失調症に有効とされる薬)治療や、修正型電気痙攣療法(m-ECT)を行うなど、治療の幅が広がってきています。今後は児童思春期病棟もオープンする予定なので、その領域の看護に興味のある方にも最適な環境です。

ケアワーカーとの連携も大事にしているそうですね。

ええ。高齢患者様が多いため、身体介護や環境整備を担うケアワーカーを各病棟に多めに配置していて、日々連携しながら業務に取り組んでいます。また入浴介助や食事介助のみを行う専属パートスタッフ「入浴隊」「食事隊」を採用しているため、看護師の業務負担が少ないんですよ。

テーマ2

職員への思い

ゼネラルマネージャーとして取り組んでいることを教えてください。

スタッフみんなが元気に通えて、仕事って楽しいなと思えるような環境にしたいと考えています。これが本当に難しいので日々悩みながらなのですが…。

精神科というと患者様に寄り添って時間をかけて話を聞くというイメージが強いかもしれませんが、当院は次々に入院が入るので、患者様と向き合う時間をしっかり確保するのが難しいこともあります。

看護師は、看護を行った結果として患者様の症状が良くなっていくことに喜びを感じるので、患者様と接する時間をなるべく取れるように、ケアワーカーやクラークの増員を進めています。

どのような仲間を歓迎していますか?

患者様に優しいことはもちろん、患者様に興味を持って積極的に学ぼうと思える方に来てほしいです。研修を受けるだけでなく、習ったことは実践して、スキルアップしていってほしいなと思います。

入職を考えている方にメッセージをお願いします。

看護部では「笑顔・あいさつ・親切」をスローガンにしています。精神科の治療に大切なのは、まずは休息することなので、患者様が安心してゆっくりと休める場を提供できるよう、患者様の思いを理解しようとする気持ちを持って、看護を行っていきましょう。

テーマ3

プライベートの過ごし方

ランチに行ったり、ライブ映像を見たり!

友人や同期とランチに行くこともありますし、家でゆっくり過ごすときもあります。家では韓国アイドルグループのライブ映像を見たり、アニメや映画を見たりして楽しんでいます。

プライベート