

医療法人社団 苑田会
苑田第三病院
( 一般病院 )


《看護師編》
結婚・出産でライフスタイルが変わっても、看護師としてスキルアップに励みたい方は多いはず。地域医療の充実のために進化を続ける「苑田第三病院」では、幅広い看護経験を積める場を用意し、キャリア目標やライフスタイルに合わせた働き方を応援しているんだとか。専門性の高い医療・リハビリの提供にも力を注いでいるそうなので、やりがいにも注目しながら早速見学に行ってきます!
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 東京都足立区/竹ノ塚駅
- 病床数
- 117床

玄関
東武スカイツリーライン「竹ノ塚駅」周辺は、下町らしい商店街が広がり、鉄道高架化などの都市基盤整備が進んでいます。「苑田第三病院」があるのは、駅の西口から徒歩10分ほどの大通りに面した立地。玄関では、一般病棟と外来部門を兼任する看護師長さんが迎えてくれました。「ようこそ!私は当院のオープニングスタッフで、開院から進化を続ける病院を間近で見てきました。今日はたっぷりと働く魅力を紹介させてくださいね」。


待合ロビーの掲示板
待合ロビーには、新聞や雑誌に掲載された病院の実績が掲示されていました。「当院は開院以来、低侵襲かつ高度な手術・治療の実績が伸び続けていて、さまざまなメディアで紹介されています。3階に併設された『東京脊椎脊髄病センター』では、地域でも珍しい専門医療を提供していて、全国各地から手術目的で来院される患者様が後を絶たないんです」。早期社会復帰を実現する最新手術(MIS)の実績は地域随一とのこと。


外来部門
外来部門へ伺うと、ママさん看護師さん達が集まってくれました。仕事と子育ての両立は順調ですか?「はい。近くに苑田会グループ合同の保育室があり、時短勤務制度や日勤常勤制度も活用できるので、どの部署にもママ・パパがたくさん活躍しています。残業が少なく、子どもと過ごす時間を大切にできる職場なので、産休・育休取得後も常勤として復帰する看護師が多いんですよ」と、皆さん。


手術室
手術室へ行くと、髙濱看護部長(写真中央)とオペ室看護師さんにお会いできました。年間どのくらいの手術が行われていますか?「年間500件近いです(2021年度実績)。 特に脊椎手術の実績が豊富で、MIS(最小侵襲手術)にも積極的に取り組んでいます。傷が小さく済むことで患者様に負担が少ないため、術後早期に離床でき、早期退院が可能になります。脊椎を学びたいと入職を希望する看護師さんも多いです」と、お2人。


一般病棟
一般病棟へ伺うと、スタッフの皆さんが元気に迎えてくれました。どんな仲間を歓迎していますか?「卒後教育やスキルアップ支援を充実させているので、即戦力となる中途入職の方だけでなく、新卒・第2新卒の方、ブランクから復職希望の方なども歓迎しています。苑田会グループには『奨学金制度』もあるので、働きながら看護師の資格を目指す准看護師・看護助手の方も大歓迎ですよ」と、皆さん。


回復期リハビリテーション病棟
2020年に開設した回復期リハビリテーション病棟では、新卒1年目の看護師のお2人が、先輩(写真右)の指導を受けていました。「入職後は、新卒者も中途入職者も、業務に慣れるまでプリセプター制度でマンツーマンのOJTを行っています。看護部には、実習指導者などの指導スキルの高いスタッフが多いため、プリセプター以外の先輩から指導を受ける機会にも恵まれています」と、看護師長。


回復期リハビリテーション病棟
スタッフステーションでは、多職種による退院支援カンファレンスが開催されていました。職種を超えた意見交換が活発ですね。「そうなんです。回復期の病棟では万全なチーム医療の体制を築き、多職種チームで在宅復帰支援や退院調整に介入しています。苑田第一病院をはじめ、地域の急性期病院とも密に連携しながら、術後のリハビリ目的の患者様を積極的に受け入れているんですよ」と、皆さん。


リハビリテーション室
お次は、広くて開放的なリハビリテーション室へ。「当院の大きな特徴は、救急の受け入れから急性期の治療・手術、回復期のリハビリや在宅サポートに至るまで、一貫した医療サービスを提供していること。さまざまな機能を持つ病院なので、看護師の活躍の場も幅広く、幅広い経験を積んでスキルアップを目指したい方には最適な職場だと思います」。興味のある部署への異動希望も出せるそうです。


リハビリテーション室
見学中に、リハビリテーション科の古谷科長にお会いできました。「2020年に2Fのリハビリテーションスペースの拡張リニューアル工事を実施し、より広い環境で訓練に取り組めるようになりました。リハビリテーション科には、PT・OT・ST合わせて50名以上が在籍し、外部研修や学会にも積極的な参加を促しているので、多様な分野の認定資格や専門・認定療法士の資格を持つメンバーが多くいます」と、古谷科長。


新人研修の写真
「こちらは、苑田会グループの看護部教育委員会が主催する新人研修の様子です」と、写真を見せてくれました。グループ全体の新人研修があるんですね。「そうなんです。新卒者には1年間にわたる研修プログラムを用意し、入職時・3カ月・6カ月・1年の節目に合同研修を行っています。卒後2年目以降も、症例発表会やリーダーシップ研修、管理者研修などを用意し、継続的な成長をサポートしています。


こどもランド花はた
最後は、苑田会グループ合同の保育室「こどもランド花はた」へ。病院から車で15分程のサ高住「リハビリテーション花はた」に併設しています。「保育室は24時間対応なので、夜勤時はもちろん、勉強会の時は延長保育をお願いできます。生後2カ月から対応してもらえるので、産休・育休取得後の職場復帰もしやすいですよ」。魅力的な子育てサポートですね!今日はありがとうございました。

帰り道

――お疲れさまでした。地域のために進化を続ける病院、いかがでしたか?
- 全国トップクラスの実績を誇る「東京脊椎脊髄病センター」を併設したり、「心臓リハビリテーション部門」を立ち上げたりと、専門的な医療・リハビリにも取り組む病院でした。看護部では毎年新卒採用を行っていて、20代のスタッフが増えているそうで、とても活気のある雰囲気でしたよ。
――どんな看護スキルが身につく職場ですか?
- 外来(救急外来含む)・一般病棟・回復期リハビリテーション病棟、手術室と、活躍の場がたくさんあるので、幅広く学ぶことも専門性を磨くこともできる職場です。子育て支援として、苑田会グループの保育室があり、日勤常勤・時短勤務・パート勤務などの働き方も選択可能なので、結婚・出産後もキャリアを追求できると思います。
――では、ここはちょっと、という点は?
- 看護部長としては、働きやすい職場なので、職員定着率が高くて嬉しい反面、看護部の平均年齢が上がっていくことが悩みなんだとか。職場に新しい風を取り入れるため、部長自らリクルート活動にも取り組み、新人さんが馴染みやすい職場づくりを進めているそうです。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします
- 新型コロナの流行以降、多職種チームで感染対策に取り組んでいて、病院玄関では来院者の健康観察・手指消毒を職員が当番制で行っていました。外来の待合ロビーには、地域の子ども達が医療従事者の方に感謝を伝える手書きのメッセージカードが、たくさん掲示されていました。
幅広い看護経験を積みたい新卒・第2新卒の方
結婚・出産後も看護師としてスキルアップを目指したい方