

医療法人社団 聖仁会
白井聖仁会病院
( ケアミックス型病院 )


常に新しい挑戦を続けている病院は、活気があって職員もいきいきとしていますよね。「白井聖仁会病院」は、2016年の新築移転後も、地域住民の方や職員に愛され続ける病院を目指して、年々進化しているそうです。看護部では、病院と一緒に成長していける人材を歓迎し、スキルアップ・キャリアアップを応援しているそうなので、さっそく見学に行って、その実態を確かめてきます!
- 形 態
- ケアミックス型病院
- 所在地
- 千葉県白井市/白井駅
- 病床数
- 192床(一般48床、療養124床、緩和ケア20床)

玄関
緑豊かな千葉ニュータウンの一角にある「白井駅」北口から、歩くこと約10分。白井市役所前の広い敷地に「白井聖仁会病院」がありました。関連施設の特養「さつきの里」が併設されていて、医療と介護の密な連携が伺えます。玄関で迎えてくれたのは、入職1年目の外来看護師さん。「ようこそ!2022年度から職員のユニフォームを一新し、病院の体制も変化がありました。今日は、進化を続ける当院の魅力をたっぷりとご紹介します」。


さつきの里
院内の見学前に、隣接する特養「さつきの里」を紹介してくれました。「こちらの施設は病院と渡り廊下で繋がっていて、入居者様の急変時などに迅速に対応しています。施設内には、デイケアや訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所なども併設されていて、グループのネットワークを活かしながら、高齢化が進む時代に求められる『地域包括ケアシステム』の構築に貢献しているんです」。


食堂
つづいて、病院と「さつきの里」の間にある食堂を案内していただきました。「こちらの食堂は誰でも自由に利用することができて、近隣住民の方や面会に訪れるご家族、当院の職員やさつきの里の職員もよく利用しています。美味しくて栄養バランスも取れた手作りのランチが、1食350円という職員価格で食べられるので、多くの職員から人気を集めています」。嬉しい福利厚生ですね。


外来待合スペース
お次は、広くて開放的な外来待合スペースへ。地域の患者様のために、感染対策を徹底した上で発熱外来にも対応しているそうです。「外来看護師は、一般外来の診療介助だけでなく、当院が力を注ぐ『内視鏡検査』や『外来化学療法』の業務も兼務しているため、幅広いスキルが習得可能です。1日13件前後の内視鏡検査に対応しています」。


化学療法室
つづいて、化学療法室を案内していただきました。「当院では、がん患者様に手術以外の治療の選択肢も提示していけるよう、週2~3回の外来化学療法に対応しています。外来化学療法の患者様は1日1~3名で、長く継続される方も多いため、担当看護師が親身に寄り添ってストレス緩和に努め、緊急対応も可能な環境で安心して治療を受けていただいています」。


透析センター
人工透析センターに伺い、看護主任さんにお会いしました。「オンラインHDF対応の最新の透析機械を40台導入し、外来・入院合わせて約120名の透析患者様の治療にあたっています(2022年8月)。当院の透析患者様は、導入期から維持期の方まで幅広く、併設の『さつきの里』と近隣の介護施設の利用者様の治療も受け入れています」と、主任さん。透析認定士やフットケア指導士などのスペシャリストも複数名在籍しているそうです。


緩和ケア病棟
緩和ケア病棟に伺うと、緩和ケア認定看護師さんが活躍していました。「緩和ケア病棟には20床のベッドがあり、多職種チームでがん性疼痛のコントロールに取り組んでいます。毎日の病棟カンファレンスに加えて、月2回は「看取り後カンファレンス」を開き、亡くなった患者様のケアの振り返りや、スタッフのメンタルサポートにも取り組んでいるんですよ」と、認定看護師さん。白井市初の緩和ケア病棟なので、需要が高まっているんだとか。


手術室
お次は、手術室へ。「緊急手術にも対応できるように、手術室は2つ設けられていて、とても広い空間です」。どんな手術が多いですか?「整形外科の手術が最も多く、透析患者様のシャント造設や、PTA(経皮的血管形成術)にも対応しています。また、2022年8月から眼科の手術をスタートし、2022年度内には口腔外科の手術にも対応していく予定なので、一般病棟では周術期看護に携わる機会が増えています」。


療養病棟
お次は、療養病棟にやってきました。入院設備は、一般病棟48床、緩和ケア病棟20床、療養病棟124床で構成されているそうです。「療養病棟は比較的落ち着いた雰囲気ですが、褥瘡予防や看取りケアなど、一般病棟とは違う忙しさがあります。また、療養病棟と透析センターを併せ持つ病院は地域でも少ないため、末期腎不全の入院患者様も多く、医療依存度は高めなんです」。


院内保育室・病児保育室
お次は、保育室と病児保育室を紹介していただきました。「当院では、職員のために24時間対応の院内保育を実施しているほか、小児科外来を活かして病児保育も行い、地域の子育て世帯の方も利用できるようにしています」。院内保育室は全職種利用可能で、土日の利用は定員(30名)に達することも珍しくないほど大人気なのだそうです。


外来
最後は、看護部の皆さんが集まってくれました。どんな仲間を歓迎していますか?「柔軟性があって前向きに仕事に取り組める方です。第2新卒者やブランクがある方なども安心して働けるように、入職後は経験豊富な先輩が一緒に業務を行い、振り返りや目標管理もしっかり実施し、新人さんが夢や目標を持って成長していけるよう応援しています」と、皆さん。教育体制も整っているんですね。今日はありがとうございました。

帰り道

――お疲れさまでした。きれいで快適な環境が自慢の地域密着型病院、いかがでしたか?
- 2016年の新築移転を機に、医療機器・設備のほとんどが一新されて、最寄り駅からも近くなり、20代の入職希望者が増えているようでした。歴史の長い病院なので、地域からの信頼も厚く、外来患者様数や、内視鏡検査・手術件数なども年々増えているそうです。
――働きやすさはどうでしたか?
- 福利厚生がとても充実していて、特に子育て支援体制が手厚く、院内保育室・病児保育室・小児科外来があるのは、働くママ・パパに大きなメリットだと思います。独自の「子育て支援金制度」もあり、保育園・幼稚園・小・中・高・専門学校・大学の入学時には、お祝い金が支給されるそうですよ。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 看護部長としては、キャリアアップ支援を更に充実させて、認定看護師などのスペシャリストを増やしていきたいとのこと。新人さんだけでなく、中堅・ベテランスタッフの目標管理もしっかり行い、各自が興味のある領域を深めて行けるようサポートしていきたいそうです。
――最後に、ここだけの話を一つお願いします。
- 看護部では、ブランクを持つ潜在看護師の復職支援にも力を入れていて、指導力の高い教育担当者が中心となり、久しぶりの職場復帰をバックアップしているそうです。また、定期的な院内研修はもちろん、院外研修にも参加しやすい体制を整え、継続的なキャリアアップを応援していました。
進化を続ける病院とともに、スキルアップを目指したい方
幅広い活躍の場が用意されたケアミックス型病院で長く働きたい方