【医療法人社団協友会 メディカルトピア草加病院】Webで病院見学

革新的なアイデアで進化を続ける病院には、働く魅力がたくさんありそうですよね。上尾中央医科グループ（AMG）の「メディカルトピア草加病院」は、患者様にとっても職員にとっても魅力的な病院を目指して進化を続けていて、既成概念にとらわれないユニークな取り組みを充実させているとのこと。看護部では、仕事に対するポジティブさを示す「ワークエンゲージメント」の向上を重視し、さまざまな働きやすさを整えているそうなので、見学に行ってその魅力を見てきます。

「メディカルトピア草加病院」へのアクセスは、東武スカイツリーライン「谷塚駅」東口から徒歩3分。2012年の新築リニューアル時に病院名・コンセプト・診療体制などを一新し、2023年9月には隣接地に新棟「アネックス棟」を開設したそうです。玄関では、2人のお子さんを持つ入職8年目の看護主任さんが迎えてくれました。「ようこそ！今日はゆっくり見学していってくださいね」。

まずは、新棟の1階にある健診センターへ。ゆったりした待合室で、受付から検査までワンフロアで完結するそうです。「新棟開設の一番の目的は健診部門の拡充で、2Fにはリハビリテーション室、3Fには職員専用フロアがあります。当院の内視鏡手術実績は国内トップレベルで、全国から手術目的の患者様が来院されるのですが、外来・健診・訪問診療など、地域の医療ニーズにも応えていく体制を強化しているんです」。

落ち着いた雰囲気の外来フロアには、金平院長の実績を紹介する冊子が並んでいました。「金平院長は、世界からも注目される内視鏡外科手術のスペシャリストで、新聞・雑誌・テレビなど、さまざまなメディアにも登場しています。そんな華やかな経歴を持つ院長ですが、実はすごく気さくで親しみやすい人柄で、患者様にはもちろん、スタッフにもよく温かい声をかけてくれます」。

手術室は4室あり、全てに内視鏡手術設備が備えられています。「内視鏡手術は組織への侵襲が少ないことから低侵襲手術と言われていて、傷が小さいぶん術後の痛みも少なく、入院期間も短いのが特徴です。当院では消化器外科や婦人科などを中心に1日7～8件の予定手術を行っていて、緊急手術はほとんどありません。ただ、当院で手術を希望される方が多く、婦人科は半年先まで手術の予定が入っている状況なんです」。

「『世界一のホスピタリティを持つ病院』を目指す当院では、患者様の不安を少しでも和らげたいという想いから、手術室内のデザインやインテリアにこだわり、音楽やアロマも活用しています。音楽とアロマは、手術室看護師の術前訪問時に患者様ご自身の好みで選んでいただき、当日の手術室入室時に、そのアロマの香りが広がり音楽が流れるようにしていて、リラックスした状態で手術に臨んでいただいています」。素敵な取り組みですね！

お次は、2023年5月に赴任した高瀬看護部長にお会いしました。「当院に赴任前はAMGの本院『上尾中央総合病院』で20年以上勤務し、認定看護管理者の資格を取得しました。AMGはキャリア支援が手厚く、認定看護師などのスペシャリストを目指す際のサポートが充実しているため、今後は当院でも感染管理や認知症看護、手術室看護などの領域の認定看護師を育てていきたいと考えています」と、高瀬看護部長。

つづいて、4F病棟「プレミアムフロア」へ。「入院設備の80床は、多床室がメインのコンフォートフロア50床と、個室が多く設備やアメニティの充実したプレミアムフロア30床で構成されています。コンフォートフロアには手術のない内科疾患の患者様も入院されていますが、プレミアムフロアは手術目的の患者様が大半で、1週間以内で退院される方も多いです。在院日数はAMGの病院内で最も短いんですよ」。

3F病棟「コンフォートフロア」に行き、新人指導の様子を見学させていただきました。「入職後のOJTは各フロアの教育担当者が中心となり、フロア全体で新人さんの成長を支えていく『チーム支援型』を採用しています。業務に慣れるまでは、新卒者にも中途入職者にも日替わりの指導係が付き、こんなふうにマンツーマンの丁寧なOJTを行っているんですよ」と、看護主任さん。

スタッフステーションに行ってみると、複数名のスタッフさんがeラーニングを受講していました。「対面での院内研修も定期開催していますが、新型コロナの流行以降はeラーニングも積極的に活用しています。時間や場所を選ばないeラーニングは、自宅で個人のPC・スマホから受講することも可能ですが、当院では学びも業務の一環として考えているので、必須のテーマについては勤務時間内に受講時間を設けているんです」。

特別に、新棟の職員専用フロアにある更衣室を案内していただきました。「こちらの洗面台にはライトミラーがあり、お化粧直しに便利です。職員専用フロアには、広い休憩室や昼食用スペースも完備されていて、ONとOFFをしっかり切り替えることができます。現場では緊張感を持っていますが、休憩室では仲間と談笑したり、おやつを食べたりしてリラックスしているんですよ」と、看護主任さん。

最後は、すぐ近くの24時間保育室へ。子育て中のスタッフは多いですか？「とても多いです。手術が多い急性期病院と聞くと、毎日残業で忙しい職場を想像されるかもしれませんが、予定手術が中心なので定刻通りに業務が進みやすく、毎日ほぼ定時に退勤できます。また、休みの希望も通りやすく、子どもが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務も選べるので、仕事と子育てを無理なく両立できます」。今日はありがとうございました。

――お疲れさまでした。ユニークな取り組みが充実した病院、いかがでしたか？

内視鏡手術に特化した専門性の高い病院で、病棟は周術期看護が中心になります。全国から訪れる患者様に高度急性期医療を提供しつつ、地域の患者様に外来診療・訪問診療・訪問看護などを提供していて、新棟の開設を機に健診センターを拡充し、地域住民の方の健康を支えていく機能も強化していました。

――どんな看護師を求めていますか？

手術件数が増えているので、手術室勤務を希望する方を特に歓迎しているそうです。新棟の健診センターはパート勤務の方が中心で、常勤を希望される方は外来・手術室・病棟勤務になるとのこと。

――では、ここはちょっと、というところは？

短期で退院される方が多いので、患者様と長いお付き合いがしたい方には合わないかもしれません。多い日には1日15名近い患者様が入れ替わるそうで、病棟看護師さんたちはスピード感を意識しながらテキパキと働いていました。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

地域貢献活動として、月に一度は「クリーンデイ」を設け、スタッフの皆さんで周辺の清掃活動に取り組んでいるのだとか。毎回各部署からたくさんのスタッフが参加していて、部署を超えたコミュニケーションの場でもあるのだそうですよ。

教育担当
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