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03|看護師の履歴書の書き方と、そのお役立ちポイント

就職活動が実際に始まると、履歴書の記入と提出は欠かせません。人気がある病院やクリニック、看護師の求人倍率が高い求人の場合、書類選考で落とされる可能性もあるため、履歴書のマナーと記載内容はしっかりと確認しておくことが大切です。

採用の合否に大きく関わる履歴書だからこそ、万全な対策をしておきたいところですよね。看護学生必見の基本的な履歴書の書き方とお役立ちノウハウをご紹介します。

ページ目次

1.おさらいしよう!履歴書の書き方

履歴書

看護師や准看護師、保健師、助産師など看護職の求人は、他の職種と比較して選択肢が豊富です。そのため、応募者にとっては有利といえます。
しかし、条件の良い求人では採用基準が厳しかったり、応募する人数が多かったり競争率が高い場合がほとんどです。自身の希望の就業先で働くためにも正しい履歴書の書き方を押さえておきましょう。ここからは、基本的な履歴書の書き方をご紹介します。

適切な履歴書を選択

履歴書はさまざまなフォーマットがありますが、学校指定のものや、JIS規格の履歴書を利用しましょう。履歴書のサイズは、B4またはA3サイズ(2つ折り)が一般的です。

履歴書は手書きで

病院やクリニックなどの雇用先で指定がなければ、パソコンで履歴書を書いても問題ありません。しかし、手書きで書いた方が文字から「自分らしさ」が採用者に伝わりやすく、実際に会ってみたいと思われる可能性が高くなります。そのため、履歴書は丁寧に手書きで書くようにしましょう。

文字は丁寧に清書を

文字は、書き手の性格を表すと考える採用者も多いため、採用側は「文字の書き方」を見ているといわれています。雑な書き方をしていないか、記入欄に対して文字が小さくなっていないか、はみ出していないか、誤字脱字がないかなど、丁寧さを重視して確認しています。

そのため、できれば下書きをしてから清書用のボールペンで清書しましょう。ボールペンも途中でインクが切れないよう、新しいボールペンを使用することをおすすめします。

空白や空欄を作らない

履歴書に空欄があったり、余白部分が多かったりすると、やる気がないイメージに捉えられてしまいます。空白や空欄がなく丁寧に書いた履歴書からは、やる気を感じることができるため、極力空白や空欄は作らないようにしましょう。

2.履歴書作成時の注意点

日付

履歴書に記入する日付は、郵送ならポストに投函する日付、面接で持参するなら面接の日付を記載するのが基本です。複数の履歴書を書きためておく場合は、日付欄はあけておいて、実際の利用時に書き入れることがポイント。その際は書き忘れに注意しましょう。

写真

証明写真で、派手なメイクやアクセサリーをしていると、自分のイメージを下げてしまうおそれがあります。撮影の時には、アクセサリーを外し、ナチュラルメイクで清潔感を演出しましょう。
意外と忘れがちなのが証明写真の裏に氏名を記入すること。採用者が多くの履歴書を確認している中、万が一写真がはがれてしまったときに誰の写真なのか分かるように、裏に氏名を記入しておきます。

学歴・職歴

学歴を記入した後に1行空けてから職歴を記入します。また、大学や高校などは略さず、大学付属や高等学校など正式名称を記入しましょう。
最後に「以上」と記入します。忘れやすいため、気をつけてください。

3.履歴書作成のお役立ちノウハウ

応募先の情報を把握して、志望動機をアピール

採用する側は、「ここで働きたいという熱意」や「採用に対する本気度」から採用すべき人物なのかを検討しますので、自分が応募先の病院の特徴とマッチする人材であること、病院が求める人材であることを「志望動機」でアピールすることは、就職活動において必要不可欠です。

そのために、必ず応募先の病院の特徴を把握しましょう。病院のホームページがある場合は、一通りすべての項目に目を通し、看護学校の先輩や先生に話を聞くのもひとつの手段です。診療科や部門をはじめ、地域における病院の役割や氏名、病院独自の取り組みなどさまざまな視点から病院の特徴を把握し、そこで学びたい、取り組みたいことを探しましょう。

理想の看護師をイメージして、志望動機を明確に

病院ロビーで患者様と話す看護師

新卒の就職活動において、「内定をもらうこと」がゴールだと考えている方が多いかもしれません。しかし、看護師としてのスタートラインは就職をして初めて立つことができるのです。当たり前のことではありますが、基本的な意識ひとつで内定の勝率も変わっていきます。

看護師経験のない新卒者を採用者は、看護師として高い目標を持ち成長意欲がある人材か、熱意をしっかりと持っているか、看護師としてのモチベーションの有無を見ています。

誰しも、看護師としての目標や理想の看護師像を持っているはずです。自身のなりたい看護師像をイメージして、志望動機を明確にしていき、看護師としてのモチベーションを表現することが内定競争で勝つポイントです。 応募先でできる仕事や学べること、共感できることを自身の理想の看護師像に照らし合わせ、志望動機に結びつけていきましょう。

4.まとめ

看護学生必見の履歴書の書き方や注意点、お役立ちポイントをご紹介しました。 履歴書は自分をアピールする大事な書類です。なぜ応募先に就職したいのか、看護師として応募先でどうなっていきたいのか、自身の看護師像を絡めながら文字で思いを伝えることが重要です。

昨今では、看護師不足もあり比較的採用されやすい傾向にありますが、応募者が多い病院や人気の高い病院・クリニック・企業など自身が就職したい就業先に内定が出るよう、正しい履歴書の書き方をマスターしましょう。

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